【この記事の内容】
・「○○人だから採用」が危険な理由
・外国人採用でよくある2つの失敗
・国籍ではなく人を見る採用とは

社長!「○○人だから採用」は危険です
外国人採用でよくやる失敗
外国人採用の相談を受けていると、経営者の方たちからよくこんな言葉を聞きます。
「ベトナム人は真面目だからいいよね」
「○○の国の人は喜怒哀楽が激しくトラブルが多いと聞いた」
「△△人はよく時間を守り勤勉だと紹介会社に言われた」
もちろん、こうした話が全くの間違いというわけではありません。
文化や教育環境、宗教、社会背景によって価値観の違いがあるのは事実です。
しかし、国籍だけで採用を判断する方法は、外国人採用で最も失敗しやすい方法の一つです。
実際に、「こんなはずじゃ・・・」と、外国人採用で躓いている企業の多くは、ここで大きな勘違いをしています。
目次
社長、その採用…失敗する可能性があります
もしも社長最終面談で
「○○人は真面目だから採用する」
「△△人は問題が多いから採用しない」
という考え方で外国人採用を判断しているとしたら、かなり注意が必要です。
なぜなら、外国人採用で本当に重要なのは
国籍ではなく、その人個人の人柄、背景だからです。
これはよく考えたら日本人採用でも同じです。
「日本人はみんな真面目」と外国人に言われても、「俺は違う!」と思うのが普通ではないでしょうか?
実際には1人1人、かなりのばらつきがあり大きく違います。
外国人採用も全く同じで、むしろ複数民族・言語が当たり前の国では文化や教育環境が多様な分、
個人差は日本人の想像以上に大きい場合もあります。
外国人採用が失敗する理由は大きく2つあります
外国人採用でうまくいかない企業には、共通する2つの特徴があります。
① 個人の背景を見ていない
企業がよく見るのは
・国
・文化
・宗教
・地域
といった大きな分類です。
しかし、実際に仕事への姿勢を左右するのは、
もっと個人的な要素だったりします。
例えば
・長男か次男か
・都市部出身か地方出身か
・家庭環境
・年代
・男女
・教育環境
こうした要素によって、
責任感や働き方は大きく変わります。
ところが多くの企業では
「○○人だから」という理由で判断してしまいがちです。
時には同じ国同士だからこそいさかいが起きることもあるのです。これでは、優秀な人材を見抜くことはできません。
② 送り出し機関やブローカーの話を鵜呑みにする
もう一つ多いのがこれです。まず、丸投げは絶対にいけません。彼らは一人いくらで契約を成立させるのが目的ですから多少の問題があっても観て見ぬふりをします。
送り出し機関や紹介会社から
「この国の人はみんな真面目です」
「この地域の人は全員よく働きます」
と説明され、そのまま信じてしまうケースです。
もちろん、送り出し機関の情報が役に立つこともあります。
ただし注意しなければならないのは、
最終的に採用するのは企業側だということです。
本来、人を採用する以上、
一人ひとりを見て判断することが必要です。
例を挙げましょう。たとえばベトナムは「一つの文化」ではありません
よく「ベトナム人は真面目」という話を聞きます。
確かにそういう人も多いです。
しかし実は、ベトナムには
54の民族が存在します。
民族が違えば
・文化
・生活習慣
・価値観
も異なります。
さらに
・都市部(ハノイを東京、ホーチミンを大阪、フエを奈良京都に例える人もいます)
・地方
・農村
・山岳地域
など、生活環境も大きく違います。
つまり
「ベトナム人だからこうだ」「ベトナム人同士で協力するだろう」
という判断は、
かなり大まかな見方になってしまう可能性があるのです。
まとめ:国籍ではなく「人」を見て採用する
外国人採用も、結局は人材採用です。
大切なのは
「どこの国の人か」
ではなく
「どんな人なのか」
です。
そして、外国人採用を安定させるためには、
もう一つ重要な考え方があります。
それは、まず会社の中核となる人材を育てることです。
私が企業に提案している方法は、
まず会社の文化や仕事を理解するコア人材を採用し、育成することから始めます。
そのコア人材が会社の信頼を得ることで、
そこから口コミで優秀な人材が集まる仕組みを作ることができます。
そして最終的には
・コア人材
・サブコア人材
・外国人スタッフ(入れ替えあり)
という安定したチーム体制をつくることが可能になります。
外国人採用は、人数を増やすことよりも
最初の一人をどう採るかがとても重要です。
では、どうすればよいのでしょうか?
このシリーズでは、その答えを、順を追って解説していきます。
次回は、今回軽く触れた大きな落とし穴についてさらに深堀して解説します。
「送り出し機関の話を信じると失敗する理由(仮)」
コメント
COMMENT